道東の雄大さに触れる。3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。

絶景

道東の雄大さに触れる。
3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。

どこまでも広がる海と、打ち付ける波の音、静かにたたずむ灯台。自然の荒々しさと静けさの両方が感じられる岬を巡る旅へ。幻想的な風景が広がる霧多布岬や、静寂に満ちた落石岬、「日本一早い朝日」が昇る納沙布岬。地元のグルメも楽しみつつ、道東ならではの雄大な景色を探しに。

1.車窓の景色を眺めながら、釧路の駅弁で腹ごしらえ

鉄道旅の醍醐味と言えば、やはり駅弁だろう。その地域の特産品や文化が一つの箱に詰め込まれた駅弁は、旅の特別感を演出してくれる。釧路駅の「シーフードショップSKIPP」で名物の駅弁「いわしとサバのほっかぶり寿司」を手に入れて、いざ出発。

道東の雄大さに触れる。3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。

包みを開くと、イワシとサバが4つずつ、計8つの寿司が行儀良く並べられている。薄切りの甘酢大根が被せられ、なんとも可愛らしい。一つ頬張れば、魚のうま味としっかりと効いた酢、大根のシャキシャキとした歯ごたえが口いっぱいに広がった。目の前に広がる豊かな自然を堪能しながら、おいしい駅弁をいただく。鉄道旅ならではの味わい方だ。

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シーフードショップ SKIPP

住所:釧路市北大通14丁目5 JR釧路駅内
電話番号:090-2073-3958
営業時間/8:00~19:00

2.霧多布岬・自由きままなラッコと、色とりどりの花に癒やされて

浜中駅を降りて、一つ目の岬である霧多布岬へ。霧多布湿原の大自然を案内してくれるガイドツアーで向かう。今回依頼したのは、浜中町でアウトドアガイド業を営むLandEdge。駅からの送迎もお願いできるのが、鉄道旅にとってうれしいポイントだ。

「霧多布岬といえば、ラッコと花です!」と、ガイドの高山真由子さん。カニやウニなどの水資源が豊富な霧多布岬周辺には、野生のラッコが生息。海にちゃぽんと潜ったり、貝を懸命に叩いたり。その愛らしさは、時間を忘れて眺めてしまうほど。

道東の雄大さに触れる。3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。

さらに6~9月にかけては、多くの花が順番に咲き誇る。海風に吹かれながらたくましく咲く花々。その美しく力強い姿に、思わず見とれてしまう。「この辺りでのエゾカンゾウの見頃は、6月から7月半ばまで。黄色い花がぱっと広がってとてもきれいなんですよ」と、高山さん。遊歩道や展望台が整備されているので、ゆったりと散策を楽しみたい。

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LandEdge

住所:浜中町後静377
電話番号:090-8631-5215
HP:https://www.land-edge.com/
ツアーのお問合せはHPもしくはお電話から。

HPを見る

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霧多布岬(湯沸岬)

住所:浜中町湯沸

3.落石岬・赤と白の灯台が佇む、もの静かな「最果て」へ

2つ目に目指す岬は、落石岬。落石駅から「おちいし岬フットパス」を通って向かおう。落石漁港を越え、草に覆われた道を歩き、木道が通るアカエゾマツの森を抜けて。人が住むまちから、野生動物たちが暮らす自然の中へと進んでいく。

道東の雄大さに触れる。3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。

広大な草原の中に現れたのは、赤と白に塗り分けられた落石岬灯台。伸びやかに広がる青草と、その奥でさざ波を立てる海、そこにポツンと佇む灯台。そのコントラストがなんとも絵になる。落石岬灯台は、1890年に建てられた歴史のある灯台だ。赤と白で塗られているのは、積雪期でも目立つようにするため。霧が発生しやすい海域なので、2010年頃までは霧笛信号が併設され、地元の漁師たちに頼りにされていたそう。そんな背景に思いを馳せれば、この景色がよりいっそう味わい深く感じられる。

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灯台から先へと進めば、そこが落石岬。まさに最果てという言葉がふさわしいダイナミックな風景に、思わず心を奪われてしまうだろう。

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落石岬

住所:根室市落石西421

4.根室のおいしい魚介に、舌鼓を打つ

海沿いを巡る今回の旅。地元で穫れた新鮮な海鮮は外せないところ。根室の洋食レストラン「あんくる&チボリ」では、地元食材を取り入れたバリエーション豊かなメニューが楽しめる。中でも目を引くのは「花咲ガニのクリームパスタ」だ。

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鮮やかな花咲ガニが贅沢にトッピングされた、インパクトのある一皿。ひと口食べれば、花咲ガニの濃厚な甘みが広がる。旬の魚介の炭火焼きや昆布唐揚げなど、ほかにも気になる料理がずらり。海のまちならではのおいしさを噛みしめよう。

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あんくる&チボリ

住所:根室市緑町2丁目28-28
電話番号:0153-23-5523
営業時間/17:00~22:00(L.O.)

5.納沙布岬・最東端の岬で、日本一早い朝日を迎えて

最後に向かうのは北海道の、いや日本の一番東の端っこである納沙布岬。せっかくなら、日本一早い朝日を目に焼き付けたいところだ。静まり返った根室の街を出発し、海沿いの道を車で進む。その間にも空は白み始め、海に向かって青からオレンジへのグラデーションが続く。岬へと近づくほど、周囲は原野らしい景色へと変わっていった。そんな変化も楽しみつつ、先を急ごう。

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国内でも古い歴史を持つ灯台の一つである納沙布岬灯台。真っ白なその姿が、朝焼けの空にはよく映える。早朝のひんやりとした空気と、強い潮風。周囲には無数のカモメたち。朝日を待つそのひとときもまた、ワクワク感を高めてくれる。
道東の雄大さに触れる。3つの岬を巡って、絶景に出合う旅。
日の出時刻。光を放つ朝日と、照らされてきらきらと輝く海面。徐々に周囲も明るくなり、眩しさに目も慣れてきた頃には、改めてその美しさに胸を打たれるだろう。真っ暗な中で出発し、普段は目にしない光景に会いに行く。それは旅だからこそ体験できる、ちょっとした冒険かもしれない。

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納沙布岬

住所:根室市納沙布