鉄道
鉄道と自然が織り成す、
絶好のフォトスポットへ
季節を追うごとに、さまざまな表情を見せる花咲線沿線。車窓へ目を向ければ、海と草原の美しいコントラストや、ひょっこりと顔を出す野生動物に出合えることも。自然の中を走る鉄道ならではの風景を、写真に収めて。
1.釧路川鉄橋・刻々と表情を変える川と共に
釧路のまちなかを流れる釧路川にまたがる、釧路川鉄橋。鉄道ファンからも多くの人気を集めるスポットだ。見どころは、季節や時間によって変わっていく川の表情。1日の終わりには夕日に照らされてキラキラと輝き、冬の早朝には蓮葉氷(はすはごおり)と呼ばれる大きく丸い氷が水面を埋め尽くす。市街地の中にありながら、移りゆく季節を写真に収めることができるのだ。
撮影する場所は、川の東側にある公園「船着き広場」がおすすめ。釧路駅を出発してすぐにあるため、発車時刻を参考にすると撮りやすいポイントだ。それにゆったりと走行するので、シャッターチャンスも多い。初心者でも狙いやすいスポットだろう。
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釧路川鉄橋
住所:釧路市材木町15-28(船着き広場)
2.別寒辺牛湿原・原始的な自然がつくる、幻想的な風景
厚岸町に位置し、ラムサール条約にも登録されている別寒辺牛湿原。道東らしい豊かな自然の中を鉄道が走る風景は、とても幻想的だ。生い茂ったヨシやスゲの深い緑と、青々とした川のコントラストが美しい夏。雪景色が広がり、澄んだ空気に包まれる冬。まるで別世界のようにガラリと変わり、何度も訪れたくなる。
このエリアは、車内からの撮影も楽しめる。車窓からの景色をゆっくりと堪能するための徐行運転が行われ、シャッターも切りやすい。運が良ければタンチョウやオジロワシなどの野鳥にも出合えるかもしれない。
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別寒辺牛湿原
住所:厚岸町
3.落石カーブ・断崖と太平洋が作り出す、ダイナミックな景色
根室市の落石地区にある撮影スポットが、通称「落石カーブ」。ゆるやかなカーブを描く断崖が続く海岸線に、太平洋の白波が打ち寄せる様子は、ダイナミックで絵になる風景だ。太平洋へと突き出した落石岬へ続く道から三里浜へと目を向ければ、その風景の中を走る花咲線を写真に収めることができる。日中であれば太平洋の深く鮮やかな青さが、夕暮れ時であれば空の美しいグラデーションが映える。
線路までは距離があるため、撮影時には望遠レンズをお忘れなく。下り電車を撮影するのであれば、落石駅を出発するときの合図が聞こえるため、撮影タイミングの参考にもなる。強風が吹き荒れる地域のため、秋冬は防寒対策もしっかりと。
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落石地区
住所:根室市落石西
4.道道310号・根室を象徴する馬と、花咲線のコラボレーション
根室は、古くからの馬産地。開拓期から農業や物資の運搬において欠かせない存在であり、根室の暮らしと産業の発展をささえてきた大切な存在だ。今もあちこちで放牧されている様子が見かけられ、道道310号では、根室を象徴する馬と共に花咲線を写真に収めることができる。馬たちがのんびりと過ごす様子は、なんとも牧歌的な風景だ。
線路が近い撮影スポットのため、電車は一瞬で過ぎ去ってしまう。時間をしっかり確認しながら、シャッターチャンスを見逃さないようにしたい。表道路沿いのため、撮影時には往来する車に注意を。
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道道310号(花咲港線)
住所:根室市桂木
5.根室駅・最東端の駅で残す、鉄道旅の記録
花咲線の終着駅であり、始発駅でもある根室駅。車両をより近くで見るなら、停車している様子を捉えるのが良いだろう。花咲線を走る車両は数種類あり、どれに出合えるかも楽しみの一つ。レトロな雰囲気がたまらない「キハ58」や、華やかな「地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン」など、そのデザインにも注目したいところ。旅の記録として残しておこう。
また、駅を出ればフォトスポットも。2025年3月のダイヤ改正により、根室駅が64年ぶりに最東端の駅となった際に設置されたものだ。これを見ると改めて、最東端に来たのだという実感が湧いてくる。
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根室駅
住所:根室市光和町2丁目