バードウォッチング
鳥のさえずりに耳を澄ませて。
目指すは「野鳥の宝庫」。
約370種もの野鳥が確認されている野鳥の宝庫・根室を中心に、花咲線沿いで出合える野鳥たち。車窓から眺めるだけでなく、落石ネイチャークルーズや霧多布湿原のトレッキングをしながら間近で観察しよう。普段は出合えない野鳥たちの姿を、目に焼き付けて。
1.霧多布湿原
浜中町に位置する霧多布湿原。植生や地形の異なるさまざまなタイプの湿原が広がるこの場所は、バードウォッチングに絶好のスポットでもある。
約3,168haと、日本でも有数の面積を持つ霧多布湿原。湿原を一望できる展望台や海鳥が集まる霧多布岬を巡れば、また新たな出合いと発見があるだろう。時には霧に覆われてしまうこともあるが、そんな風景の移り変わりもここならでは。自然の静けさの中で、鳥たちの声に耳を澄ませよう。
子育てをするタンチョウや、縄張りを主張するオオジシギ、岬に佇むカモメなど、鳥たちのありのままの姿を観察できる。そして霧多布湿原のもう一つの魅力が、花。春から秋にかけてエゾカンゾウやヒオウギアヤメをはじめとする可憐な花が次々と咲き誇り、その豊富さは「花の湿原」とも呼ばれるほど。鳥のさえずりと色とりどりの花々の共演に、癒やされるひとときを。
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霧多布湿原
住所:浜中町湯沸
2.落石ネイチャークルーズ
落石でのバードウォッチングは、ひと味違った楽しみ方を。落石漁港で行われている「落石ネイチャークルーズ」で、海を飛び交う鳥たちを間近で眺めよう。
地元漁師が操縦する漁船に乗って、いざ出航。ユルリ島・モユルリ島の海域を巡る、約2時間のコース。この地域の自然を知り尽くした地元のガイドと漁師が、穴場を教えてくれる。観光客船のような高さがない漁船では、同じ目線で鳥たちを眺めることができるのが大きな魅力。鳥たちも日々見かける漁船には慣れた様子で、近づいてきてくれることもあるという。
ここで観察できるのは、赤く大きなくちばしが目を引くエトピリカや、群れをつくるウトウ、赤い足のケイマフリ。目の周りの赤い模様が特徴的なチシマウガラスなど、運が良ければこの地域にしか生息しない希少な鳥にも出合えるかもしれない。自由気ままな海上の鳥たちに近づける、まさにここでしか味わえないバードウォッチング体験だ。
インフォメーション
Infomation
落石ネイチャークルーズ
住所:根室市落石西112
電話番号:0153-27-2772
※運行期間は1~3月、6~8月
料金/大人12,000円、子ども6,000円
※小学4年生以下は乗船不可。5年生以上は保護者同伴で乗船できる。
※3日前までの予約制
3.春国岱
「野鳥の聖域」とも称される春国岱。根室湾と風連湖の間に横たわる長さ8kmの砂州には、ほとんど手付かずの自然が残され、これまでに観察された野鳥は約260種類を数える。
春国岱の特徴は、その地形の特異性にある。広葉樹林、針葉樹林、草原、湿原、湖沼・川、干潟、そして塩性湿地。7つの自然環境が凝縮したこの場所には、幻想的な風景が広がり、実に多くの生き物が存在している。特に春と秋の渡りの時季には、多種多様な鳥がここで羽を休める姿を見ることができるのだ。
春夏秋冬さまざまな鳥に出合えるため、どの季節も見どころ満載。天然記念物のオジロワシ、渡りの途中で立ち寄るオオハクチョウ、草地でさえずるノゴマ。異なる環境に生息する野鳥を同時に目にすることもある。敷地内には5つの自然観察路が整備されており、散策しやすいのもうれしいポイント。バラエティ豊かな野鳥たちに会いに行こう。
インフォメーション
Infomation
春国岱
住所:根室市春国岱